【サッカー】磐田俊輔「挑戦する」7年ぶりカシマで勝利もぎ取る

J1ジュビロ磐田は20日、昨季の王者・鹿島戦(カシマ・22日午後3時)に向けて調整した。昨年のクラブW杯準Vチームとの一戦に、司令塔のMF中村俊輔(38)は「挑戦するメンタリティーで臨みたい。それがないと勝っても負けても意味がない」と意気込みを語った。

 世界のレフティーが、鹿島に対して敬意を表した。「ここ数年でも一番強い。いい補強もしたし、どのポジションにもいい選手がいる」。移籍1年目で、現在は発展途上の磐田をかつての常勝軍団に押し上げようと、もがいているリーダーにとって、長年リーグのトップを走り続ける鹿島は最高の教材であり、超えたい相手でもある。

 前節の鳥栖戦では、今季初めて3―6―1のシステムを採用。中村俊は後半44分に起死回生の同点アシストで逆転勝ちに貢献した。自身ヤマハスタジアムでは初勝利。チームとしても295日ぶり勝利を挙げてムードはいいだけに敵地での一戦で勝ち点を奪い、現在の10位から上に食い込みたいところだ。

 練習後は、今季初めて試合2日前に敵地へ乗り込んだ。名波浩監督(44)が就任した2季目から長距離移動での体の負担を考慮して遠隔地では前々日から宿泊。2日前移動での試合は8勝1敗と高勝率だ。好データを後押しに、敵地・カシマで10年以来、7年ぶり勝利をもぎ取る。(塩沢 武士)

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